「ズレた”時間感覚”が命取りになることがある」



人間の感覚は時代に大きく影響を受ける



以前、デジタル化の記事を書いたとき、
デジタル時計とアナログ時計の話をしました。





今日はちょっと違う話を。



人間の感覚って環境によって、
そして時代によって、
大きく変わっています。


例えば、
もっとも多くの人が見ているサイト、Yahoo! JAPAN。





このサイトをパッと見て目を閉じてください。








ページの右側にあった四角いエリア
何が表示されていたか思い出せますか?


脳は思っているよりも賢く、柔軟



日本人がもっとも慣れ親しんだサイト
見慣れているサイト………


だからこそ、私たちの脳は知っている。
そこに「広告」が表示されていることを……


人間の眼は表示されている広告を見ています。
しかし脳が「それは広告だよ」
って教えてくれているのです。
だから記憶しなくていい、と指示しているのです。


これも時代という環境によって、
人間が影響を受けた結果だと思います。

ほかにも何かあるか。


それは時間の感覚です。

感覚とはアナログの極み



LINEが登場して、
「既読」
という機能が人の感覚を変えました。


またGoogle先生と言われるように、
わからないことがあればすぐに調べられる。


飲食店も、地図も、
なんでもすぐに教えてくれる。


時間に対する感覚が変わってきているのです。




「すぐに」


と。


言い換えれば、曖昧な時間感覚を嫌うのです。

感覚のズレを人は嫌う




「ちょっとお待ち下さい」





この”ちょっと”はどのくらいでしょうか?


3分?
5分?
10分??



人によって時間の感覚は違います。
しかし、そこが曖昧なことが、
命取りになることがある。


動いている側、働いている側は、
「ちょっと」
のつもりかもしれませんが、
相手にとっては
「けっこう」
に変わることがあります。



時間を明確にすることは、
お客様の過ごす時間を見えるようにすること。


それも顧客満足度に繋がるのでは?
そう感じます。