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「美容室業界が停滞したのはマッチングに力を注がなかったから」

マッチングレベルが勝敗をわける



お客さんはミスマッチしたくない




今、世の中は何をつけてもマッチングの時代です。

男女の出会いはもちろんのこと、飲食や家電、住む場所、転職から使い古したアイテムまで、ありとあらゆるヒト、モノ、コトがマッチングされています。


デジタルテクノロジーが発展したことで、より高度なレベルでのマッチングがなされるようになってきました。


これにより、消費者はミスマッチというリスクが回避できる確率が高まりました。

マッチングすればコストは払う



より自分にマッチしたものであれば、それそうとうのコストを払うことも厭わなくなりました。



今、よく言われる二極化とは、このミスマッチの低減により、ハイコストだけど高いベネフィットが得られるという体験的事実を知っているからだと思います。


美容室業界はマッチングコストを避けてきた



翻って美容室業界。

美容室と消費者の出会いの場がポータルサイトに主戦場を移したあと、そこにあったのはマッチングではなく消費者のセレクトでした。

美容師さんならわかっているでしょう。


“お客さんは自分の髪のコトを正しく理解してない”


ということを。

誤解している人が、その知識でみずから選ぶのですがら、ミスマッチの確率が高まるのは自然なことです。




ヘアカタログを作っていたとき、アンケートを美容師さんにお願いすることがあります。
得意なスタイルはなんですか?


ガーリー、ストリート、フェミニン、ボーイッシュ、、全部できます!


という人が本当に多かった。

私は、和食も、イタリアンも、フレンチも、中華も、全部できます!


同じことです。
きっと作れば作れるし、上手なんだと思いますが、料理人はしぼり、美容師はしぼらなかった。


これではマッチングできません。


ミスマッチなお客さんが来店すれば、気も遣うし、行き違いも生まれるのは、必然。


もちろんそれを技術でクリアしてきたのだと思いますが、今、そんな悠長なことを言っていられる時代じゃなくなってしまいました。

もっとひどいのは仕事場のマッチング



また業界のリクルートサイトも、サロン提示の条件を羅列するだけ。

保険などの企業としての条件はよかったのに、入社したらなんか違った、、、


ミスマッチです。
この結果、SNSで自分のことをしっかり発信している人たちにお客さんが集まり、リクルートがうまくいく。



これは“流行り”とかではなく、歴史の必然なんだと思います。


表面だけを見て、ポータルサイトを非難、もしくは依存してみたり、SNSをめんどくさがってみたり。。。



上っ面だけしか見ていないと、さらに業界の停滞、地盤沈下が進み、他業界の後塵を拝してしまうのではないでしょうか。