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「“経験論者”も“若者への媚び売り”も、どっちも成立しない時代感」

原因と結果が見えやすい時代になった



経験者の直感は正しい




デジタル化とは明確化、つまりは、

“見える化”だということは、

ここで何度も書いてきました。

これは“感覚の仕事”をなくすこととも言えます。



「何を、どのくらいした」から「こうなった」という、【原因と結果】が明確であること。


この関係性が大切になります。


美容師さんに限らず、ハンドメイドの技術者は感覚を大切にして仕事をしてきたかと思います。


これは直感と言ってもいいかもしれません。


私は直感での仕事を否定するものではありません。

大切なことです。

いったい直感とは何なのか?



ではなぜ、“感覚の仕事”をなくすべき、と言うのか。
それは「直感の成り立ち」に要因があります。


私が直感を信じるのは、その直感が経験からくるものだからです。経験から生まれる直感は信じるに足ります。経験を根拠にした感覚は、データに基づいているので、間違えることが少ないと言えます。


では次に経験とは何か。

それは行動の結果です。

または行動の積み重ね、と言ってもいい。


ここまでの流れを整理すると、



「直感の仕事」

=経験・行動に裏打ちされた仕事

となるのです。


また“経験のない”感覚の仕事とは、

“なんとなくの仕事”と言い換えることができます。

なんとなくやってもうまくいかない



スピード感が増し、いち早い効率化が求められるデジタル化時代にあって、なんとなくの経験を積み重ねる余裕はありません。



では経験のない若者はどうすればいいのか。
それは“行動する”に集約されると思っています。



誰であろうと行動した人には敵わない。



となれば理論ではなくて、

大切なのは行動
ということになります。


行動前から答えを求める人



「それやってどうなるの?」



若い人たちがやろうとしていることに、こんな言い方をする年上がいます。

いや、悲しいかな若者たちのなかにも、この考え方をする人たちも多いものです。


失敗したとき、



「ほら、見たことか」



という人がいます。



違うんです。



やってみて、


“できないことがわかった”


ことに意味があるのです。

できないこと、うまくいかないとこが“見える化”されただけでも、ほかの人と大きな差がつきます。

革命は未経験者だから生み出される



直感成功率が低い若い人たちが、直感成功率が高い年上の人たちに勝つ方法は、たくさんのことにチャレンジすることです。


先入観がないわけですから、想像もしないような組み合わせを持ってくる可能性があります。

年上の変な価値観を押し付けるのではなく、今まで見えなかった価値を見える化できるのは、行動する若者たちなのです。



年上の「経験による直感」と若者の「たくさん動いた結果に得られる境界を越えて繋がる価値観」が解け合うとき、新しい世界が生まれるのかもしれません。



過去も、未来も、

「それやってどうなるの?」

を否定して行動してきた人たちが結果を出しています。


行動しかないのです。デジタル化の時代では、行動が結果を結びやすくなり、行動している人しか評価が与えられないのです。


まずは、否定や評価やネガティブにならずに、行動する人でありましょう。