「同じ業界だけでつるんでいることのでかいリスク。」


流動性は頭の中を美しい状態にしてくれる



人も同じ場所に居続けると腐っていく






どんなに美しい水も流動性がなくなり、
1カ所に留まるようになると淀みます。
腐ります。


これは人も同じだと思います。


いつも同じ場所にいて、
同じ人たちとだけ交流し、
同じ空気だけを吸い続ける。


これでは人も腐ると思います。


同じ業界の人とだけコミュニケーションすると、話す言語が同じだから楽であり、悩みや怒りが共有できるので心地よい。
だから似た世界の人たちと一緒にいてしまう。


移動は脳内をクリエイティブな状態にする



10年以上前に、高城剛さんにインタビューをしたとき、彼はいつも動いていました。「移動するってことは創造するのにもっとも適している」なんてことを言っていました。

例えば、モノ作りに行き詰まると、いきなりアフリカへ飛ぶんだそうです。
そうすると脳内が活性化されてきて、新しいアイデアが浮かんでくる。


煮詰まったときは、渋谷から事務所まで歩く、とか自転車に乗るとか、そうして頭の中をクリエイティブな状態にしてきたそうです。


異業種の若い世代と交流を持つ



同じ業界の人と意見交換をするのは大切なことです。
しかし、年を重ねていけばいくほど、異世界、異業界の人たちと接する機会を増やすべきでしょう。


特に自分よりも若い世代が面白い。


掘り下げていくと同じ国に生きている人とは思えない考え方を持っています。文化が違うんです。

文化が違うとビジネスに対するマインドがまったく違う。
ライフスタイルやお金に対する考え方、何に対して欲求を感じているかがまったく違う。


これはある種、衝撃です。


この”違い”を認識して、読解して、理解して、時代の空気感を読むのです。


美容師さんは同じ人たちと交流を持ちがちです。
技術や人間性を深める、高めるという意味において重要なことです。


しかしたまには(できれば頻繁に)、違う業種の人たち、違う世界で生きている人たちと関係性を持つ機会を設定した方がいいでしょう。

居心地が悪いと思います。
自分の意見が言えなくて、通用しなくて辛いかもしれません。


ただこの”感じ”が視野を拡げることになり、言葉を増やすことになり、考えを深めることになる訓練なのだと思います。