「技術がリピートさせる、という考え方って正しいですか?」



技術が満足レベルなのは最低限の条件



30代以降は技術以外に刺さっている




私の母世代(60代女性)、同世代(40代男性、女性)、妹世代(30代主婦)、30代独身女性……。



もうちょっと若い世代には聞けませんでしたが、上記の人たちにざっと聞いてみました。


「どんな理由で美容室をリピートしますか?」


って(笑)。


私の狭い範囲で申し訳ありません。


この範囲の人たちで「技術が巧いから」と答えた人はひとりもいませんでした。

みんな”人”でリピートしていた



「話してて楽しいのよね」
「受付の子が色々と教えてくれるの」
「接客が丁寧だから」
「同世代の人が多く通っているから」
「子どもの面倒を見てくれるから」
「たまにしか行けないけど歓迎してくれる」
「席が空いたら電話してくれるの」
「髪の悩みに丁寧に相談にのってくれる」



なるほど。
よく言われるライフタイムバリューを意識した接客がここにあるのかもしれません。


ただ、もっともっと深く聞いてみると、


それは「いやいや下手な美容師さんにやられたくないでしょ?」って思いが根底にあったから。

え?技術が下手な人っているの?



するとみんな口を揃えて、




「え、上手いよ」



と答える。



「技術が巧いから通っているんじゃないの?」



と聞くと、



「ほかのお店って下手な人いるの?」



という回答。


上手い、下手の判断はとても難しい。


”自分の希望を叶えてくれる”




デザインだけでなく、
悩み解決だけでなく、
”何を望んでいるか”を感じてくれること、
”そのために努力してくれる”というスタンスが、
私の周りの”普通”の人たちには刺さっているようです。


今の時代、下手なんていうのは論外です。
顧客を満足させられる技術と、
顧客の心を満たすことができる人間力。


弊社のアプリも、一般の人からしたら使い勝手の比較対象はFacebookやGoogle。


いや、うちとFacebookじゃ規模が違うので……



なんていう言い訳は通用しません。


うちのサービスでもっとも評判がいいのは、
迅速・丁寧なサポート体制です。



それはアプリとしての能力は前提条件だからです。



「技術を高めておけばリピートする」




という考え方は、その方向性を少し修正すべき時期に来ていると思います。


もし失客したのであれば、技術以外の理由を探しておかないといけないのだと思います。