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「コスト削減以外のペーパーレスが持つ重要な5つの意義」



なぜペーパーレス化が必要なのか。







世界の情報量が人間の処理能力を超えた




私たち人類は、私たち自身が消化できる以上の情報を発信する時代に突入しました。



そこで求められているのがペーパーレス化です。エコシステム経済において環境対策としてとらわれがちがペーパーレスですが、本来的な意義はほかにもあります。



私が考えるペーパーレス化の意義を5つほどピックアップします。




○その1/情報量が多すぎて物理的に所有できない




もはや私たちは物理的に情報を所有する意味を失いました。
つまり情報を紙という物質で所有する合理性がないということです。



○その2/日本人は情報整理が苦手?




情報は時間・重要度・ジャンル・即時性など様々なレイヤーに整理することができます。LINEやTwitterなどのタイムラインに見られる縦の時間軸だけで存在しているわけではありません。


どの軸が自分のビジネスにとって重要なのかを見極めて整理する必要があります。そのためには紙ではなく、デジタル化して重要な軸で整理することが求められます。



○その3/情報は共有することで深まる




情報はひとりの視点、考え方だけで見ているうちは一元的なものでしかありません。ある人にとってどうでもいい情報が、また違う人にとっては重要な情報である場合があります。情報は共有することで、深まり広がり、意味が出てくるのです。



○その4/情報に金銭的価値を与える




紙に書かれているうちはデータに金銭的価値は見いだしにくいものです。しかしデジタル化して、統計的に収集されることによって、金銭的価値を生み出すことができるのです。




○その5/情報の蓄積こそ、ペーパーレス化最大の意義




日々の人間の活動は合理性がないように見えて、必ず何かの意味を含んでいます。無意味に行動することはありません。1回の行動を見ているだけではわかりませんが、その行動を積み重ねて見てみると、パターンが見えてきます。これは業務の効率化、利益を高める(生産性の向上)に繋がります。





これらから考えて、ペーパーレス化する意義は多岐にわたるのです。




もしその端緒が、紙を使わないことによるコスト削減だったとしても、意識を持って継続することによって、大きな価値を見いだすことができるはずです。私たち美歴はカルテを電子化することで、ペーパーレスの大きな意義を追求しています。