「店長に”引っ張らせる”からうまくいかない」



店長はみんなで育てるものという意識



店長は全能ではない



経営支援しているお店で、
多い悩みが”店長”について。



それは経営者も悩んでいますが、
店長本人も悩んでいます。



「店長が伸び悩んでる」


という経営者は、
店長に売上の伸びを期待し、
さらにリーダーとして、
みんなを引っ張って欲しい、

そう願っている場合が
多いと感じます。


またその期待に応えたい、
と多くの店長も努力しています。


数字と業務で結果を出すという圧力



数字を出さないと行けない、
さらには多くの業務もしないといけない。
店長には負担がかかります。


その上、メンタルも
みんなの先頭に立たせる。



これでは本人が先につぶれてしまいます。



店長とスタッフの年齢差は、
それほどありません。


そんなに突然、優れた人間にはなれません。
にもかかわらず、
店長には聖人君子を期待する。


それは無理というものです。


年齢差がないのだから難しい



言っても同世代。



日本代表の長谷部じゃあるまいし、
そこまですごいことを求めても。



みんなに頼っていいし、
役割は分担すべきだし、
リーダーは、
みんなで作っていくもの。




そんな空気が必要だと思います。



あるお店では、
店長を交代してもらいました。
本人の希望でもあり、
みんなで話し合った結果、
さらに若い人にしました。


そして、


「みんなで店長を作ろう」


と話し合いました。


リーダーの資質は”共感”できるかどうか



今の時代のリーダーに必要なのは、共感と共創。



スタッフの感情に共感し、
ともに創ること。




上に立つ人が指導する、
なんていうのは、
古い考え方です。



ときに行動で示すべきときもあるでしょう。
ときに叱ってあげるべきときもあるでしょう。



しかしそれは、
ちゃんと共感しているから、
的確にできるのであって、
指導的立場に立たせると、
年齢が近いだけに無理がでます。


経営者が
「社員に育てられた」
というように、
店長だって、
スタッフに創られていくのです。


そんな意識を持つことが、
今の時代には求められていると思います。