「ちょっとお待ちください、すぐにご案内しますので」
|飲食店で出会った、なんとなくの違和感
先日、ある飲食店に予約をせず訪れたところ、案内係の人からこんなことを言われた。
待合の椅子に座りながら、
なんともいえない違和感を感じた。
待つのか、すぐなのか。
なんとなく日本語としては正しいように思えるが、
論理的に考えて、
”ちょっと待つ”
ことと
”すぐに案内すること”
が同じ文脈に入ってくるのは気持ちが悪い。
|美容室でも同じようなことはないだろうか
よくよく思い出せば、
美容室でも同じような体験をしたことがある。
複数のお客さんに対応している担当の美容師さんが、
「ちょっと待ってね」
と違うお客さんのところへ向かう。
私はスマホをいじるなどするが、
この”ちょっと”がクセモノだ。
ちょっと、って具体的にどれくらいなの?
|何ができる時間があるのか、を知らせる
トイレに行ってもいいの?
雑誌を読んでもいいの?
どのくらい待てばいいの??
非常にわかりにくい。
嘘でもいいから5分待って、とか
10分待って、とか言われたら。
それはそれで時間を明確に計れるので、何ができるか、自分で判断できる。
実は以前、3分、5分、10分で時間を伝えるって実験をサロンでしたことがある。
お客さんからの反応は、、、、特に違和感もなかったようだ。
|パソコンを使うだけが「デジタル化=明確化」ではない
人間、何かするときに、
明確な理由があれば、
それを納得することができるのだと思う。
それよりも、
相手の感覚でこっちがぼんやりした状況の方が、
心に負担を与えてしまうのだと思った。
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