目標は大きく設定しないことの重要性
でっかい夢と道筋の目標が重なり合う
売上何百万、何千万、何億円、店舗展開、会社の拡大……。
人は希望に満ちているとき、大きな目標を掲げます。
いや「目標は大きい方がいい」と誰かに言われたのかもしれません。
ただもちろん、大きな目標であればあるほど、達成するのは困難になります。
目標が高いと日々の仕事がキツくなる
目標が大きくなって、なかなか効果が見られないと、目標達成に向かうためのモチベーションがしぼんでいき、作業行程が滞り、実行されなくなります。
そして新たな目標を設定して無理矢理にモチベーションを取り戻そうとしたり、逆にテンションがさがり、そのせいで沈滞ムードが店内を覆ってしまったり……。
気分を気分で打開しようとすると無理がでる
こんな状況はどのように打破すればいいでしょうか?
方法としてはいくつもあるのかと思いますが、私が具体的に実践していることは、
(大きな目標に対して継続的に努力するために)
「小さな成功を繰り返すこと」
です。
この方法は組織運営をするときよく用いられる方法ですが、現実の世界において意外と忘れられやすいもの。
例えば、
日々の売上目標を数百円単位で設定してみる。
もしくは再来率、店販購入者比率を高めるためにミニマムの人数を設定してみる。
また作業内容や行動目標でもいいので、できることを設定してみる。
小さなことの積み重ねでしかないということ
このように日々の目標を小さく設定して、毎日、小さな数値や行動をクリアすることです。
大切なのは「目標をクリア」しているという感覚。
この成功体験は「明日も努力をしよう」というモチベーションに繋がります。
小さい目標だとしても、
モチベーションがある人とない人では、周囲に及ぼす影響力が大きく異なります。
特に集団になったとき、そこで作られる空気感は目標の達成にも影響します。
ですので、個人や組織においても、クリアしやすい小さな目標を数多く設定して、その小さな目標をクリアしていくことで、最終的な大きな目標をクリアできる道筋を計画することが大事なのだと思います。