目の前のことに全力で取り組むから成功がある
若かりし日の自分の計画になんて”のれない”
数年前、私は「自分事業計画書」なるものを作ろうと言っていました。
計画書があることの効用は、
思い通りにならないとき(が、ほとんどですが)、
方向修正ができるということです。
私自身、自分事業計画書を数年前に作っていて、
挫折(どん底?)のとき、かなり救われた経験がありました。
しかし、計画を立てる人の考え方によっては、
この方法が逆効果になることもわかりました。
最近、ある人のインタビュー記事を読んでいて、
「若いときの自分の計画なんて信用できない。
昔の自分の奴隷になってしまっている」
なんて書いてありました。
いやぁ、まさにその通り。
計画は一度たてると引っ張られる
心理学のアンカリングじゃないですが、
未熟な頃の自分が作った計画にある数字に惑わされてしまって、未来が変な方向へ向かってしまう可能性も十分に考えられます。
そこで、過去の自分を反省して自分事業計画書なんてものはいらない、と宣言したいと思います(勝手に)。
自分の目の前にある道は、レールはちょっと先を見ると蜃気楼のようにぼんやりとしていますが、ビジネスの面における計画はまだまだ実用性があるとは思っています。
とはいえ、仕事の面ではやはり計画が必要
数字の変化や変動予測をしておくことは、あらゆる要素を妄想することからはじき出されて、思いがけない事態が起こったときの対処法も準備できます。
後先考えず、、、の先くらいは考えておくことはきっと人生にとってもプラスに働くはずです。
妄想と計画はまったく別物
また妄想という部分で言えば、社会変化もちょっと先であれば、妄想できます(予測はとても困難な時代です)。
SNS時代は、人間の行動が読みやすくなったとも言われています。
人がより本質的な行動を起こすようになったからです。
(良い行動をするという意味ではありません。本能的というか……。)
ですので、時代変化のちょっと先を妄想して、数字変化を予測して、目の前の具体的な行動に全力を注ぐ。
このサイクルを繰り返すことが今の時代においては重要。
情報という絵の具でアウトラインに色味をつけていく
目の前の売上をあげる方法のための情報収集ではなくて、
つねに少し先を妄想するために情報を収集する意識。
そしてその情報を妄想と計画に盛り込んで、ぼんやりしていた絵に、輪郭を、彩りを、厚みをつけていくことが大切なのではないでしょうか。