数字の計画だけでなく、”状態の計画”を!
尻すぼみでキャンペーンは終了するもの
サロン経営者の方から
色々と相談を受けていて、
気になることがあります。
何かの企画、
キャンペーンや販促、
新規ビジネスなどを計画して、
実際に実行して、
そこそこの結果を得て、
しかし満足いくことなく、
次の企画に移ることが多い。
キャンペーンの賞味期限は1ヶ月
新しいトリートメントを導入して、
「初月00万円目標!」
となって、
実際に達成したとして、
翌月にはゼロベースに戻る。
これを事業と考えたらゾッとします。
トリートメント事業を立ち上げたとして、
設備投資や人件費など初期投資をかけたとして。
初月は目標を達成したけど、
翌月からは赤字、赤字、赤字。
ま、
実際に事業となれば
そういうこともないでしょうが、
短期的だと割り切った企画
(特にキャンペーン)では、
シリツボミになるケースを多く見ます。
目の前の客数には限界があるから
では、
なぜ下降線をたどる結果になるのでしょうか。
それは計画に問題があると思っています。
多くの場合、
月次の売上ベースで
計画されています。
それ自体は、
重要な指標なのですが、
それだけでは先細ると思います。
目の前のお客様00人に
商品・サービスを提案するだけでは、
最大でも来店客数にしかアプローチできない。
だんだんと、
新規にアプローチしにくいから
既存客に、、、、となっていくと、
どれだけ前向きに見積もっても
しぼんでいくのは目に見えています。
このような消費型企画は
お客様を燃焼し尽くしたら、
次の火種が必要になっていきます。
それでは提供する側も消耗してしまう。
いかにすれば拡大できるかを考える
先ほどもあげたように
事業として拡大しようと思ったら、
この消費型企画では続きません。
拡大事業として計画しないといけません。
そう考えたとき、どうすべきなのか。
例えば、
あるトリートメントキャンペーンをしたときに、
目の前の利用して頂いたお客様から
何人の人に口コミ(もしくは紹介)を
してもらうか。
目の前で利用して頂いた
第1次のお客様に
次のステージを用意できているか。
口コミ・紹介で来店のお客様に
次のステージを提案できているか。
第1次のお客様に
第3、第4のステージを準備できているか。
お客様は目の前だけではない
目の前にいるお客様から広がること。
そして
目の前のお客様が
ステージを上っていくことで、
裾野が広がっていくこと。
単純な数字だけの計画ではなく、
このような”状況”と”状態”を
念頭に置いた事業計画を
構想することが
企画を継続させるコツであり、
事業を拡大させていくために必要な考え方だと思います。