|アブラハム・マズローの5段階欲求
心理学者アブラハム・マズローが言っていますが、
人間というものは
”あるべき自分になりたい”
という自己実現に向かって絶えず、
成長するものだと。
日本語で成長というと、
”人間的に優れていく”
イメージがありますが、
おそらくこれは
「欲求の度合い」
が変化していくもの、
という認識です。
|人はライフステージにより欲求が変わる
マズローによれば、
第1段階(低次)
生理的欲求
↓
↓
↓
第2段階
安全欲求
↓
↓
↓
第3段階
所属と愛の欲求
↓
↓
↓
第4段階
承認欲求
↓
↓
↓
第5段階
自己実現欲求(高次)
となります。
生理的欲求=食べたい、命を守りたい
↓
安全欲求=安心、安全な暮らしがしたい
↓
所属と愛の欲求=集団に属したい、仲間が欲しい
↓
承認欲求=褒められたい、認められたい
↓
自己実現欲求=あるべき自分になりたい
という流れです。
自分自身もそうですし、
SNSなどで
周囲の人たちをつぶさに見ていると、
この段階的な動きは顕著だと感じます。
|私も人生の展開で欲求が変わった
恥ずかしながら私に関して言えば、
会社を潰してすごい借金を背負ったときは、
まさに
「食べたい、生きたい」
「安全、安心な暮らしがしたい」
というレベルでした。
少しだけ生活が安定すると、
「集団や仲間」を求めました。
それが会社であり、
友人であり、
コミュニティでした。
さらに
仕事がより充実してくると
「褒められたい、認められたい」
という承認欲求が出てきます。
セミナーをやらせて頂いたり、
SNSで多くの人たちから
共感を得られることがしたい、
という動きです。
|承認欲求には領域がある
この状態はまだ続いています。
ここでいう承認欲求は、
「人として」
「仕事として」
「結果として」
など様々な領域があると思っています。
きっとこの欲求領域、
欲求度合いというのは、
人によっても異なると思っています。
もしくは会社によっても異なるかもしれません。
|お客様にも欲求レベルが存在するはず
私も営業提案をするとき、
相手の会社が、
もしくは経営者が、
”どんなステイタス”にいるのか、
検討してみることがあります。
その欲求の度合いは、
ひとつのニーズになると思うからです。
誰しもが同じレベルの欲求を持っているわけではありません。
それはどちらが上とか下とかではなく、
その人が今いるステージの違いなのです。
優れた美容師さんというのは、
この欲求ステージの違いを
肌で感じている人ではないかな、
と思います。
”物理的欲求”を求めているのか、
”社会的な欲求”を求めているのか、
もしくは
”承認欲求”と
”自己実現欲求”
も大きく異なります。
「美しいと認められること」と、
「エコで社会貢献すること」
は欲求のステージが違います。
お客様と会話をしていて、
これらのステージの違いを感じることができ、
それに合わせた提案ができることが
売れている美容師さんに
共通していることなのではないでしょうか。
|学ぶことで自分のステージが変わる
何事にも言えることですが、
おバカで仕事ができるのは若いうちだけ。
やはり知識と準備、
そして
顧客に対する分析ができる能力を備えているか、
もしくは
備えようとしているかによって、
将来への行動は変わってくるものだと思います。
勉強するっていうのも、
意外と悪くないものですよ。
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